27.死後事務委任契約
亡くなった後に行わなければならない事務や整理を生前に第三者に委任しておく契約です。
人がなくなった時には、関係者への連絡や葬儀の主宰、役所に対する行政手続き、病院代や施設費用の支払い、公共料金やカード会社などの各種契約の解除、自家用車の名義変更や処分など煩雑な事務手続きがあります。また、葬儀のあとには納骨や自宅の片付けなども必要となります。これらを死後事務と呼んでいます。本来は親族が行うものですが、頼るべき親族がいなかったり、遠方にしかいなかったり、疎遠になっていて頼みたくなかったりした場合に、契約して信頼できる人に委任するのも有効な手段といえます。