5.相続税の控除
相続税は被相続人が遺した財産の額(課税価格)をもとに計算されますが、その際に差し引くことができるのが債務控除と遺産に係る基礎控除です。
◆債務控除◆
債務(借金や未払い代金等)や葬式費用を債務控除として差し引くことができます。
◆遺産に係る基礎控除◆
相続した財産に過大な税金をかけることで遺族がその後の生活に困らないように、相続税には遺産に係る基礎控除が定められております。
遺産に係る基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の人数
※基礎控除額は金額が大きくなるため、差し引くことで相続税がかからない場合が少なくありません。